<メッセージの紹介>
ここの直前のみことばで、イエス様は『もしあなたがたの義が、律法学者やパリサイ人の義にまさるものでないなら、あなたがたは決して天の御国に、入れません。』とおっしゃられました。つまり、イエス様は、その当時、民衆たちに神のみことばを説き明かしていた律法学者やパリサイ人たちが救われていない、とおっしゃられたのです。

これは大変なことです。…と言いますのは、律法学者やパリサイ人たちというのは、当時の民衆たちからすると、一番に尊敬し、最も信頼を置いていたユダヤ教の教師たちであったからです。その後、マタイ5章21節以降で、イエス様は、当時の民衆たちが聞いていた教えが、具体的にどのようなもので、どう間違っているかを解説してくださっています。

その最初の具体例が、今回の学びである「殺人に関する教え」であります。「殺人」と聞くと、ほとんどの方たちが「自分は殺人を犯したことがない…」と思われるでしょう。しかし、イエス様は、そんなことをおっしゃるために、ここのみことばを話されたのではありません。実は、神の目には、私も、あなたも、いえ、「すべての者たちが殺人者」なのです。そして、そんな殺人者である私たちに対して、イエス様は、どのようなアドバイスを下さっているでしょうか?どうか、このメッセージをお聞きください。

#八田西キリスト教会 #土井義広 #マタイの福音書 #山上の説教 #山上の垂訓 #律法学者とパリサイ人たちの間違い #間違った教え #的外れの救い #ほかの福音 #愚か者 #和解 #赦し

<メッセージ動画の構成とタイムライン>
0:00 導入&命題:殺人に関する神のみこころとは、どのようなもの?
6:54 Ⅰ・殺人の定義:神の言われる殺人とは?(21-22b節)
7:19 ・2種類の殺人=2種類の裁き?
14:21 ・神が重要視されるもの
23:30 Ⅱ・殺人罪に対する報い:殺人に対する神の裁きとは?(22節)
24:11 ・なぜ、人を軽々しく非難すべきではないのか?
30:01 ・聖書には『愚か者』とあるが…
33:30 Ⅲ・殺人罪の赦し:イエス様からの勧めとは?(23-26節)
34:52 ・和解の緊急性(優先順位)
41:15 <励ましの言葉>
46:23 メッセージ終了

●聖書個所(新改訳第三版):マタイの福音書5章21-26節
21 昔の人々に、『人を殺してはならない。人を殺す者はさばきを受けなければならない』と言われたのを、あなたがたは聞いています。
22 しかし、わたしはあなたがたに言います。兄弟に向かって腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に向かって『能なし』と言うような者は、最高議会に引き渡されます。また、『ばか者』と言うような者は燃えるゲヘナに投げ込まれます。
23 だから、祭壇の上に供え物をささげようとしているとき、もし兄弟に恨まれていることをそこで思い出したなら、
24 供え物はそこに、祭壇の前に置いたままにして、出て行って、まずあなたの兄弟と仲直りをしなさい。それから、来て、その供え物をささげなさい。
25 あなたを告訴する者とは、あなたが彼といっしょに途中にある間に早く仲良くなりなさい。そうでないと、告訴する者は、あなたを裁判官に引き渡し、裁判官は下役に引き渡して、あなたはついに牢に入れられることになります。
26 まことに、あなたに告げます。あなたは最後の一コドラントを支払うまでは、そこから出ては来られません。