<メッセージの紹介>
ここマルコ伝6章1-13節では、イエス様の郷里であったはずのナザレの者たちが、『イエスにつまずいた…』と聖書には記されてあります。一体どうして、彼らはイエス様につまずいてしまったのでしょう? また、それとは逆に、イエス様の弟子たちには、汚れた霊を追い出す権威が与えられました。果たして、彼らは、どのようにして、その務めを果たしたでしょうか?
現代、一部のキリスト教会では、悪霊を追い出したり、病を癒したりすることを1番(前面)に打ち出して、宣教の働きをしたり、そういったことがさも福音のメインテーマであるかのように教えています。アメリカなどで流行している「繁栄の神学」なども、そういったものの一種でしょう。しかし、聖書のみことばは、イエス様や弟子たちが「罪の赦しを得させる悔い改め」を宣べ伝えたのであって、癒しや奇蹟などがメインではないと教えてくれています。どうか、このメッセージを聞いてみてください。
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●聖書個所(新改訳第三版):マルコの福音書6章1-13節
1 イエスはそこを去って、郷里に行かれた。弟子たちもついて行った。
2 安息日になったとき、会堂で教え始められた。それを聞いた多くの人々は驚いて言った。「この人は、こういうことをどこから得たのでしょう。この人に与えられた知恵や、この人の手で行われるこのような力あるわざは、いったい何でしょう。
3 この人は大工ではありませんか。マリヤの子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではありませんか。その妹たちも、私たちとここに住んでいるではありませんか。」こうして彼らはイエスにつまずいた。
4 イエスは彼らに言われた。「預言者が尊敬されないのは、自分の郷里、親族、家族の間だけです。」
5 それで、そこでは何一つ力あるわざを行うことができず、少数の病人に手を置いていやされただけであった。
6 イエスは彼らの不信仰に驚かれた。それからイエスは、近くの村々を教えて回られた。
7 また、十二弟子を呼び、ふたりずつ遣わし始め、彼らに汚れた霊を追い出す権威をお与えになった。
8 また、彼らにこう命じられた。「旅のためには、杖一本のほかは、何も持って行ってはいけません。パンも、袋も、胴巻に金も持って行ってはいけません。
9 くつは、はきなさい。しかし二枚の下着を着てはいけません。」
10 また、彼らに言われた。「どこででも一軒の家に入ったら、そこの土地から出て行くまでは、その家にとどまっていなさい。
11 もし、あなたがたを受け入れない場所、また、あなたがたに聞こうとしない人々なら、そこから出て行くときに、そこの人々に対する証言として、足の裏のちりを払い落としなさい。」
12 こうして十二人が出て行き、悔い改めを説き広め、
13 悪霊を多く追い出し、大ぜいの病人に油を塗っていやした。