<メッセージの紹介>
ここマルコ4章前半のみことばは、「道ばた、岩地、いばらの中、良い地」という4つの場所に蒔かれた種の例え話がなされています。あまりに有名な例え話ですが、多くの人たちが”その真意”を理解できていません。果たして、あなたは「神様のみこころ」を知ろうとして、本当に努力しておられますか?
イエス様は、ここで「よく聞きなさい!」とか、「聞く耳のある者は聞きなさい!」とおっしゃって、民に警告をしてくださっていますが、この当時も今も、あまりにもたくさんの人たちが、心を頑なにして、神様のみことばに心を閉ざしていたり、感情的になって、その場の雰囲気で流されてしまっていたり、正しい信仰を知らず、真の神様以外のものを優先してしまったりしています。どうか、イエス様の警告に耳を傾けてください。
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●聖書個所(新改訳第三版):マルコの福音書4章1-20節
1 イエスはまた湖のほとりで教え始められた。おびただしい数の群衆がみもとに集まった。それでイエスは湖の上の舟に乗り、そこに腰をおろされ、群衆はみな岸べの陸地にいた。
2 イエスはたとえによって多くのことを教えられた。その教えの中でこう言われた。
3 「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出かけた。
4 蒔いているとき、種が道ばたに落ちた。すると、鳥が来て食べてしまった。
5 また、別の種が土の薄い岩地に落ちた。土が深くなかったので、すぐに芽を出した。
6 しかし日が上ると、焼けて、根がないために枯れてしまった。
7 また、別の種がいばらの中に落ちた。ところが、いばらが伸びて、それをふさいでしまったので、実を結ばなかった。
8 また、別の種が良い地に落ちた。すると芽ばえ、育って、実を結び、三十倍、六十倍、百倍になった。」
9 そしてイエスは言われた。「聞く耳のある者は聞きなさい。」
10 さて、イエスだけになったとき、いつもつき従っている人たちが、十二弟子とともに、これらのたとえのことを尋ねた。
11 そこで、イエスは言われた。「あなたがたには、神の国の奥義が知らされているが、ほかの人たちには、すべてがたとえで言われるのです。
12 それは、『彼らは確かに見るには見るがわからず、聞くには聞くが悟らず、悔い改めて赦されることのないため』です。」
13 そして彼らにこう言われた。「このたとえがわからないのですか。そんなことで、いったいどうしてたとえの理解ができましょう。
14 種蒔く人は、みことばを蒔くのです。
15 みことばが道ばたに蒔かれるとは、こういう人たちのことです──みことばを聞くと、すぐサタンが来て、彼らに蒔かれたみことばを持ち去ってしまうのです。
16 同じように、岩地に蒔かれるとは、こういう人たちのことです──みことばを聞くと、すぐに喜んで受けるが、
17 根を張らないで、ただしばらく続くだけです。それで、みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまいます。
18 もう一つの、いばらの中に種を蒔かれるとは、こういう人たちのことです──みことばを聞いてはいるが、
19 世の心づかいや、富の惑わし、その他いろいろな欲望が入り込んで、みことばをふさぐので、実を結びません。
20 良い地に蒔かれるとは、みことばを聞いて受け入れ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶ人たちです。」