<メッセージの紹介>
「ルカの福音書」講解メッセージの2回目です。前回に学んだ1-4節の部分は「序文」でしたので、今回から「本文」が始まる感じです。そこで、ルカが最初に選んだ内容は、イエス・キリストの先駆者となった「バプテスマのヨハネ」誕生に関する記事です。
今回は、その中でも、御使いガブリエルが祭司ザカリヤに現われて、ザカリヤに子どもが与えられるという預言がなされたエピソードから学びました。実は、それ以前から、ザカリヤは自分たちに子どもが与えられることを願っておりましたが、主の最善なるみこころの内に、ザカリヤの妻エリサベツは不妊でありました。そのように、主権者なる神様は、私たちの環境が一見恵まれていないように見せて、そこから、素晴らしい御業をなしてくださるのです。
さて、この時、祭司であったザカリヤは、くじ引きによって「神殿で香をたく」という奉仕が当たります。実は、そういった「くじの背後」にも主は働いておられます。このように、私たちの神様は、私たちの周りにあるすべてのものを働かせて、益としてくださいます。もしも、こういったことにご興味や関心があれば、このメッセージをご視聴ください。私たちは、聖書のみことばを説き明かすことで、皆様の霊的成長に貢献したいと願っています。
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<メッセージ動画の構成とタイムライン>
0:00 導入&命題:主は、どのように、バプテスマのヨハネの誕生を用いられたでしょう?
3:31 Ⅰ・エリサベツのことを、不妊にしておられた!(5-10節)
5:23 ●ザカリヤとエリサベツの置かれていた状況
10:24 ●ザカリヤに与えられた、大きな責任
13:45 Ⅱ・御使いを通して、ザカリヤに告知された!(11-17節)
15:24 ●バプテスマのヨハネに与えられた、特別な使命
18:40 ●ヨハネの両親の願いとは?
22:12 Ⅲ・ザカリヤに、チャンスを与えてくださった!(18-25節)
24:14 ●御使いの言葉を信じることができなかったザカリヤ
33:39 ●そのザカリヤに与えられたしるし
40:09 <励ましの言葉>
45:57 メッセージ終了
◆聖書個所(新改訳第三版):ルカの福音書1章5-25節
5 ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。
6 ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行っていた。
7 エリサベツは不妊の女だったので、彼らには子がなく、ふたりとももう年をとっていた。
8 さて、ザカリヤは、自分の組が当番で、神の御前に祭司の務めをしていたが、
9 祭司職の習慣によって、くじを引いたところ、主の神殿に入って香をたくことになった。
10 彼が香をたく間、大ぜいの民はみな、外で祈っていた。
11 ところが、主の使いが彼に現れて、香壇の右に立った。
12 これを見たザカリヤは不安を覚え、恐怖に襲われたが、
13 御使いは彼に言った。「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。
14 その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。
15 彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、
16 そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。
17 彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」
18 そこで、ザカリヤは御使いに言った。「私は何によってそれを知ることができましょうか。私ももう年寄りですし、妻も年をとっております。」
19 御使いは答えて言った。「私は神の御前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この喜びのおとずれを伝えるように遣わされているのです。
20 ですから、見なさい。これらのことが起こる日までは、あなたは、ものが言えず、話せなくなります。私のことばを信じなかったからです。私のことばは、その時が来れば実現します。」
21 人々はザカリヤを待っていたが、神殿であまり暇取るので不思議に思った。
22 やがて彼は出て来たが、人々に話すことができなかった。それで、彼は神殿で幻を見たのだとわかった。ザカリヤは、彼らに合図を続けるだけで、口がきけないままであった。
23 やがて、務めの期間が終わったので、彼は自分の家に帰った。
24 その後、妻エリサベツはみごもり、五か月の間引きこもって、こう言った。
25 「主は、人中で私の恥を取り除こうと心にかけられ、今、私をこのようにしてくださいました。」